この熾烈なる無力を アナレクタ4 佐々木中 著

藝術と政治を問う極度な緊張から、不意の笑顔と共にゆるやかに歩む対話篇まで。この上なく俊敏なフットワークを示す、佐々木中の「書いたこと語ったこと」の集成、最新刊。

[目次] 2011年ー2012年

言葉が生まれてくるところ 初出
鼎談 朝吹真理子×安藤礼二×佐々木 中

クライスト『チリの地震』を推薦する

わからなくっても大丈夫
対談 鏡 明×佐々木 中

恋のはじまり。恋も愛も発明品だとしても。

そもそも哲学ってなんですか?
対談 華恵×佐々木 中

小説を書くことは、誰でもない誰かになる冒険だ 聞き手 市川真人

変革へ、この熾烈なる無力を
─ 二〇一一年十一月一七日、福岡講演によるテクスト 初出

パウル・ツェランを読もうではないか
『パウル・ツェラン全集』刊行推薦のことば

「われらの正気を生き延びる道を教えよ」(二〇一一年一二月八日、京都精華大学における講演)を要約する二十一の基本的な註記 初出

何も終わらない。だってムカついてるから。 初出
──『恋する原発』『しあわせだったころしたように』刊行記念共同対談
対談 高橋源一郎×佐々木 中

古井由吉、災厄の後の永遠

四〇年の試行と思考 古井由吉を、今読むということ
対談 古井由吉×佐々木 中

「わからない」ってこんなにストレートに言われたの、初めてです

対談 相沢紗世×佐々木 中

希望なき希望としての小説のために 初出
──『BACK2BACK』刊行によせて@DOMMUNE
座談 いとうせいこう×陣野俊史(×宇川直宏)×佐々木 中 





2012年8月21日刊行

佐々木 中
『この熾烈なる無力をーアナレクタ4』

河出書房新社 ▷www.kawade.co.jp
定価:2,520円 本体価格:2,400円
四六判 上製カバー装 312頁
978-4-309-24599-7 C0010

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