#govote 2

期日前投票行って来ました。家から出て帰ってくるまで12分もかかりませんでしたね。

投票という制度は数理的にも歴史的にも限界があることがわかっています。コンドルセからアローの理論、そして古代から現在に至るまでの世界中の選挙と投票の歴史を勘案すれば明らかです。そもそも「代表」という考え方自体に問題があることも、少し調べればわかることです。

しかし、手段をえり好みしている余裕がある時代や場所など、一度たりともあったでしょうか。特にわれわれが生きる今は? 使えるものはすべて使ってわれわれの意志を示すべきではありませんか。われわれの手の中にある一枚の紙切れを手に入れるために、どれだけの偉大な人間が戦い、そして倒れて来たことでしょう?

マイナス100とマイナス150の候補がいたとして、50も違うと冷静に考え、落ち着き払ってマイナス100の候補に投票するのが大人です。だからこそ大人に選挙権が与えられるのです。

白馬の王子様にも似た理想の政治家が現れなければ投票しないとおっしゃるのなら、あなたは大変な独裁を夢見ていることになりはしないでしょうか。選挙制度を遥かに超えた理想の政治制度が現れないなら何もしないとおっしゃるのなら、その間あなたは選挙で選ばれたどんな人間に何をされてもいっさい抵抗しないのでしょうか。

歩いて5分のところに投票所はあります。つい最近まで多くの人々には投票権がありませんでした。あなたが尊敬する女性作家やあなたが尊敬する黒人指導者が思いこがれた権利をあなたは今その手に持っています。さあ、行きましょう。

あなたやあなたの愛する人の生活を苦しくしたり、存在そのものを否定して差別したり、戦地に送ろうとしたり、自由を制限しようとする候補は、やめたほうがよろしいでしょう。


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